夫と共に一大決心で田舎暮らしをスタート。今では家族も増えて楽しさ倍増中!

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主人の告白

2003年9月 4日 13:42 | コメント(0) | トラックバック(0)

 

帰ってきて主人が、こう言った。

 

かずや:「話、聞いてくれる?」

 

初めて「田舎暮らしはいいなぁ。」という言葉を言ってから1週間後のことだった。

私は、先にキッチンテーブルに座った。

 

み え:「いいよ。お茶でもいれる?」

かずや:「いや、いいよ。」

み え:「そう。じゃあ話を聞かせて。」

 

私は、何を言われるかとドキドキで心臓が口から飛び出しそうになっていた。

それを悟られないように、一生懸命冷静を装っていた。

主人がゆっくりと席に着く。

 

かずや:「実は、引越しを考えてる。」

み え:「へ?」

かずや:「いや、だから引越しを考えてるんだけど。」

み え:「それだけ?」

かずや:「もっとのんびりできる所にさ。」

み え:「引越しはいいけど、通勤が大変になるんじゃない?今だって・・・。」

 

言いかけると、主人はその声にかぶせて言った。

 

かずや:「今の会社を辞めて、田舎に引っ越そうと思ってるんだよ。」

み え:「は?何それ。転職するってこと?」

かずや:「そう。今だったらまだ子供もいないしさ。」

み え:「この不景気に?」

かずや:「うん。」

み え:「なんで?」

かずや:「・・・。もう満員電車や人ごみに疲れたんだよ。」

 

主人は、下を向いてぼそっと小さな声で言った。

ため息の原因がこれだったんだと今、わかった。

主人は毎朝7時過ぎごろの電車に乗っている。

もちろんかなりの人が乗り、満員電車を超えてるなと思ったことがあった。

会社は渋谷にあり、人もすごく多い。

主人は江戸川区の生まれで、東京の人の多さには慣れていると思っていた。

それがこんなに苦痛に感じていたなんて。

 

み え:「ため息ついてたのは、そのせい?」

かずや:「うん。」

み え:「でも、転職先も住む所もまだ見つけてないんでしょ。」

かずや:「うん。」

み え:「田舎暮らしっていうけど、どういう生活だかわからないじゃない。」

かずや:「・・・。」

み え:「何にもない所だと、私、生活できるかわからないよ。だって、こないだだって

     テレビで見たじゃない。隣の家まで2キロとか、スーパーまで車で1時間半と

     か。」

かずや:「そうだけど・・・。」

み え:「・・・。」

かずや:「みえは、反対?」

み え:「かずやが、我慢のできない嫌な思いをしながら仕事してるなら転職もありだと

     思う。職場が田舎にあるっていうならしょうがないじゃない、ついていくし

     か。」

かずや:「ホント!」

 

主人の目が輝いた。

まずった発言だったかな~とも思ったけど、でも言ったことが本心だし。

 

み え:「だって現にそうするしかないじゃん。」

かずや:「オレがんばって探すから。一緒に行こう!」

 

旅行にでも行くかのように、はしゃいじゃって。

目はキラキラしてるし、私の手を握っちゃってるし。

明日、「会社辞めてきた!」なんて言うんじゃないよね。

「さぁ、今日から田舎暮らしだ!とか...。」

密かに「そうなりませんように」と私は心の中で祈っていた。

 

 

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